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2013.04.08 Monday 
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明日の君はきっと笑ってる前編(秋直)
[読書]


明日のきみはきっと笑ってる






(ごめんな?嘘つかせて)



鞄の中を覗いても、無くてナオは焦りながら探った。いや、待ってもしかしたらあるかもしれない!と極僅かな希望を胸に秘めて。だが、結果は明白。…しまった、と自分の失敗に気付いて後悔と懺悔を幾ら繰り返しても既に時遅し、講義まであと十五分だ。因みに自宅までは倍掛る。優雅に昼食を採っていたのにと涙を呑んだ処だ全く、何をやらせても自分はだめだなと思い知らされてしまうではないか。ナオは急いで口に残りのサンドイッチを運んだ。学友は急ぐと喉に詰まるわよと大人な意見を述べ、飲むかけのイチゴ牛乳を差し出す、はにかみ頷くと手にとった。サンドイッチはあと一つもある。普段から少食なのだが、こればかりは残せないだろう。朝御飯を抜いて来てしまったのだのためにナオにとってこのサンドイッチは貴重価値が高い。今更行ったところで間に合うわけがない。寧ろ大幅な時間オーバーをして遅刻してしまうだろう。欠席をしてもよいのだが、あのつい三日前までキレイさっぱり忘れさられていたレポートを三日間夜通しして書いた意味がない。水の泡になるので
、それは避けたかった。あれは少しとはいえ秋山にも手伝って貰った代物無下には出来ないナオは溜め息を吐き捨てぱくりと最期のサンドイッチを口に運んだ。大丈夫と心配して学友尋ねてくるまあなんとかと曖昧な咳き込みながら返答をした。
「でも、提出期限今日の授業終了までだから取りに帰らなきゃいけないみたいだから…」
ちらりと横目で学友を見た。学友がくすりと笑いひらひらと手をふった。頑張れと学友に背中を押されながらサンドイッチを食べきった。教授にはいっておいてあげるからといい学友は困ったように笑う。ありがとう、といった。そしてあの学友に奢るのは暗黙了解でこれからの生活費入院維持費用などを考えるとナオは脇腹がキリキリと締め付けられ痒い衝動にかられた。でも、だからうまくやってこれたのだ。ナオは一番よく理解していた。自分には親友と呼べる友は存在しない事をだから、だ。なるべく距離を置き巧くやって過す。そう しょうがない。取りに行くかともしかしたらギリギリ間に合うかもしれない。そんなことからナオは大学をあとにした。バスに乗らなくてはならないナオは自然と急ぎ足になった。
「あ、あっちょ!まって下さーい!」
バスが出てしまいそうになりそれを阻止した。プシューと扉が開いた、入ると迷惑そうに周囲の乗客はナオをみた。えっと冷や汗を掻くナオに対して乗務員はどうしましたか?と問う。ナオは頭を左右に振り空いてる席を探した。昼間だっけあってがら空き状態でナオは一番後ろの左側に座る事にした。


後ろからみる光景は味けなかった。



バスは、ガタガタと揺れナオはうう口を覆い先程胃に納めた異物が這上がる感覚がしたために気分を害した。うっ、とまた呟く。最初よりは少ないが、そのナオの異変に周囲の人間は気付かない、いや気付いていても見てみぬフリをするだろう我が身可愛さ故、面倒事は避けたいのだ。普段ならこんなことならないのにと悪態吐く。健康と素直さだけが取り柄と言えるナオにとっては由々しき事態だった。

次は×××町、と繰り返されナオはインターホンを押す。だるい体を起こしピンクのお財布から大人料金の二二十円を取り出した。

「お、おりますっ!!」

勢い立った。ふらふらなりながらも前々と進む。
チャラチャランとお金を機械に落とした。ほっと一息。

「なんですか?」
じーと運転手に見つめられ、気になったナオは聞いてみた。
「………顔色わりぃよ?譲ちゃん」

そうですか?と頭にクエッションマークを浮かべた。運転手越しに見えるサイドミラーを盗みみた。あんなにも血色のよかった顔色がいまでは真っ青だ。
(………ひんけつ? なわけないよ、ね)
カタン、だらしくなく水色のサンダスの後ろかかとで踏んだために、カタンカタンと乾いた音がした。
「肉類あんま食べてないもんなぁー」プシューとドアが閉まる。バス停から近くに住んでるため、そう遠くはない。ナオは地に足が着くなりに、走りだした。スカートが危うい波を描く。――やばいやばいやばい!!長い髪が向かい風によってゆらゆらと遊ばれる。柔らかい髪が宙をかく。ナオは空に手を仰向け、眩しいと思う。太陽がギラギラとしていた。カタンカタンと音を鳴らしながら急ぎ足で歩く。今は自宅になろう住まいに、
長い階段に差し掛かったところで身を崩し足がずるりとつかえナオはバランスを崩した。
「う、きゃあっ」
(―――――落ちるっ!!)
我ながら情けない声をあげたと思う。なんて冷静な解釈をしていたら何故自分はまだ尻餅すら打たないのだろうて疑問に思った。もしや自分は痛覚が麻痺したのだろうかとも、非現実な方に進んで行く。たぶん、秋山が居たならバカだろうと間発いれず突っ込むだろう。

「ねえ、」
明らかに不機嫌を露にした様子で問掛けた。何処かで聞いたような声だなと内心思いつつも、まあ深く追求しない事にした。
「え、はい?」
あのさ、はいじゃないからっ!と罵声?のような焦りの声をを浴びせられた。どこから声がするのだろう、と疑問に思う。
「だから!いつまで――っ」
のっかてたら気がすむんだ!!

さあ、いつまでっていつまででしょう?
「あ、あのっどこですかー?」
「下だよっ!下っあんたの真下!!」
どこかともなく、あ、と間抜けな声を出した。
自分の下に敷いているのはかつて一緒に危険なゲームに参加した男だった。
「エトウさん、」
ナオちゃん…、エトウさんじゃないって早く退いて、渋々言う。あ、そうですねともぐもぐ開き体を退かした。「すみません、大丈夫でしたか?重かったじゃないでか?」
ぱんぱんとジーンズの砂埃を叩き、ナオに向き合う。困った様子ではにかんだ笑みを浮かべた。
「いや、まあ……おもいっていったらおもいけど…」
頬を赤く紅潮させ、ぼそぼそ口を開いた。
「顔色、わるいよ?ナオちゃん」
そうですか、と先程いわれたおもいを脳内でリピートしていた為膨れ面になっていた。――そんなコトないですよ。
でも青いなあ、なんて内心思いながら、ナオと石段を降りていく。カタンカタンと乾いた音がした。
「…ホント?まあ、本人がいうならいいけど」
「一ヶ月ぶりですかね?」
まあ、三回戦が終わってからもこの一ヶ月間また、メールを度々取り合ってるとは言え会うのは久々だ。メールアドレスは知ってるが携帯番号は知らない、声さえも聞けない。いや、聞けばよかったのだが、一回戦の帰り際にかばわれたお礼も含めて次に電話番号を聞こうと口を開きかけた瞬間にあいつが邪魔をしてきた。
―――何ちんたらやってんだよ、…行くぞ。
―――えっ?でも…まだ…エトウさんと喋ってるのに…

―――早くしろ。


ぐいぐいとなかば強引にナオの細手首を掴み寄せた。それをエトウはぼーっとその光景を眺めていた。

(くそ!あの時、ジャマさえしてくれなきゃ……っ)
何度も。そう、何度もメールで聞こうにもどうも人を疑う事を知らないナオの天然ぽけでずらされてしまい。哀れにもタイミングが掴めずにいた。
「ナオちゃん、時間ある?あるならお茶しようよ」
あと二、三の石段を降りれば着地する。ん、なんだ?時間といわれはてと首を傾げた。何か忘れているような…
「あ、ああッ!時間!!時間がないだったッ」
え?なにがという不思議な顔でナオを見据えた。エトウはナオの肩に触れようと手を伸ばした。

「じゃあ!さようならっ」
ナオはそれを静止で振り切るように走りだした。靴もカタンカタンとワンテンポ遅い音ではなくカツカツと加速した音。エトウは行き場のない手をどうしようかと考えていた。

カンカン、楔れた鉄の階段を急ぎあしで上る。
ガサガサと鞄の中を探してみれば赤い鍵が見付かった。これはナオが恋愛のまじないの本に記載して態々鍵屋に行ってやって貰った赤く浮き彫りの花模様がある。ナオはノブに手をかけ鍵をさしこんだ。あ、ガチャ、鈍く閉まる音。あれれ?どうしてだって鍵はかけてきた。もしかしてとよぎるあのひとは違う。何故なら、昼間は仕事で秋山さんはいないから。ならどうして、鍵が相手いるのだろうと不思議に思う。まさか、ドロボーなんてない頭で思考回路巡らした。以前のカンザキナオなら迷わず騙され易い性質故か、自らの過失つまりかけわすれだろうと先入観から思っていたに違いない。




「まさ、か……?」




「ドロボー、さん?」






「…でも、こんな平和なとこにドロボーさんが来るかなぁー?」
ナオは扉横に倒れかけてあった金属バットを手にし、ギイイ、おそるおそる扉を開けた。何かが蟲く音にきゃあと悲鳴をあげ肩を小刻みに震わせ後ずさった。うう、瞼を固くなに閉ざしていたナオに「何してんの、あんた」と聞き覚えのある声。ぱちり、…あれ?

「あき、やま さん?」

ガシガシと頭を乱暴に拭く秋山さんの姿だった。あれ、でもなんで?今は仕事中じゃないの?

「なんで、」
「早いな…午後までか?………おかえり、ナオ」
あ、秋山さんがナオって呼んだ上におかえりって!
お風呂上がりの秋山さんは素直なんですね!!

「た、ただいまっ?」

ぽかんと口を開けっぱなしにしていると、扉しめて、暑いと指摘され「間抜け面だな」と失礼なことを言われた。…間抜け面ですか。じゃなくて!なんで秋山さんが自宅にいるんですか!、ぱくぱくと口を動かす。くすりと秋山は朗笑、
「…………何か…、物言いたげな顔してるな」
当たり前ですよ!!

「はあ、  ほら、……入りな」

「は、はい!そうですねって今はわたしの家でもあるんだった!!」
うう不覚。

そして、彼は珍しく親切な対応した。
「珈琲はいる?」
何故か来客扱いされてしまい。


2008.03.06 Thursday 12:34
三次創作小説 comments(0)
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2013.04.08 Monday 12:34
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